
経営企画の面接は他の職種と比べて難易度は高いです。
会社の根幹を担う職種のため、求めているスキル・人物像と合致しているか面接官はしっかりと見極めてきます。
書類選考に通過したとしても、面接対策が不十分であれば簡単に落ちてしまいます。
経営企画の面接内容は、定番の質問から考え方を問う抽象的な質問まで幅広いため、しっかりと対策しておく必要があります。
筆者である私は、ベンチャー企業から某上場会社経営企画へ転職に成功しました。
その中でも面接対策は人一倍時間をかけて考えました。
その結果として4社から経営企画職で内定を勝ち取ることができました。
そこでこの記事では、経営企画の内定を勝ち取るための面接対策について解説していきたいと思います。
この記事を読めば「経営企画の面接対策」の全てがわかります。
経営企画の面接に挑む心構え
企業はあなたのことをもっと知りたいと思っている
書類選考で通過している時点で、企業側はあなたの職歴や強みに興味を持ち、どんな人物なのか知りたいと思って面接に挑んできます。
ですので臆することなく自信を持って面接に挑みましょう。
ここで大切なのは、面接で履歴書や職務経歴書に記載している内容をそのまま答えるのではなく、
「私は〇〇〇という考え方を大切にして行動しています」
といった、あなた自身の人間味の部分を伝えるかどうかが非常に大切です。
硬すぎず、リラックスして会話することを意識する
面接に慣れていないと緊張してうまく話すことは難しいです。
経営企画職は役員クラスと話す機会が多くありますので、会話のキャッチボールがしっかりとできるかは厳しく見られます。
準備した回答をそのまま読み上げてしまうと、「会話ができない人」と思われて簡単に落とされてしまいます。
リラックスして面接官と会話の中で自分をアピールできるように意識しましょう。
場数を踏むと慣れてくるものですので、本命の会社を受ける前に数社練習で面接を受けることをオススメします。
経営企画の面接に挑む前に準備しておくこと
面接日時・場所・面接方法の確認
面接日時と場所は日程が近づいてきたら再度確認しておきましょう。
交通手段や駅からのルートを含め、何時に家を出れば良いかも逆算して決めておくことをオススメします。
万が一急な予定が入った場合は早めに転職エージェント担当者に連絡しましょう。
企業側も面接官の日程を抑えていますので、直前の日程変更は企業側に悪い印象を与えてしまいます。
またコロナの影響により、WEBで面接を行う企業が多くあります。
GoogleMeetやZOOM、企業独自システムなど手法は様々なので、面接前にPC環境の確認は必ず行いましょう。
中にはアプリケーションをダウンロードする必要があるものもあります。
ダウンロードに時間がかかり面接時間に遅刻しないよう、事前にダウンロードは済ませておきましょう。
求人内容(募集要項)・企業HP・面接官の確認
求人内容(募集要項)は企業により様々です。
面接では企業が求めている経験やスキルに対して、自分が満たされている人物であることをしっかりアピールできるかが合否につながります。
求人票に企業が求めている経験やスキル等が記載されていますので、必ず確認しておきましょう。
求人内容(募集要項)だけでなく、企業のHPも確認しておきましょう。
特にIRページや採用ページも確認することをオススメします。
決算説明資料では現在どのようなことに取り組んでいるか、採用ページではその企業のカルチャーを知ることができます。
経営企画は俯瞰した考え方が求められますので、幅広に情報収集しておくことをオススメします。
また、担当する面接官がどのような人かも確認することをオススメします。
転職エージェントの担当に聞けば知ることができます。
・どのようなポジションの人か(のちの同僚となる人物か、上司となる人物か等)
・面接官の職歴や性格
・過去どのような質問があったか
といった情報を入手しておくことで、面接対策が格段にしやすくなりますし、心に余裕が生まれます。
特に面接官の情報は入手しておきましょう。経営企画の面接で登場する面接官は個性的な人や特殊な経歴を持った人が多いです。
上記の情報を得る事ができないということは、その企業と良い関係にないことの裏付けとなりますので、そのような転職エージェントは利用しない方が良いです。
転職エージェントの力量の差が出る部分ですので、しっかりと見極めましょう。

履歴書・職務経歴書の再読
何度も見ているかと思いますが、履歴書と職務経歴書は再読しておきましょう。
ここで大切なのは、面接官は提出した履歴書と職務経歴書に記載されている情報しか知らないことです。
面接対策に一生懸命になっていると、無意識に提出した履歴書と職務経歴書以上のことも知っている前提となっているケースがあります。
そうなってしまうと、話した内容に面接官がついていく事ができず「コミュニケーションができない人」として落とされてしまいます。
面接官がどこまでを知っているのかは、面接前に立ち止まって確認することをオススメします。

経営企画の面接対策
面接で見られるポイント
面接で見られるポイントは一次面接とそれ以降で異なります。
入社した後に一緒に働くポジションが面接官になるケースが多いです。
入社後に担当する業務に対応できるかどうか、現場担当者視点で判断されます。
スキル面でクリアすれば、あとは一緒に働きたいと思えるかどうかです。
しっかりと自分を表現でき、面接のなかで話が盛り上がることを目標としましょう。
スキル面は一次面接で合格しているので、そこまで細かく確認はされません。
役員クラスは会社をより良くしていきたいと考えており、常に新しい変化を求めています。
経営企画の採用では特に、会社に新しい変化を与えてくれるかどうかを強く確認されます。
想定質問に対する回答の準備
経営企画の面接では、定番の質問から経営企画特有の質問があります。
必ず準備しておくべき質問とできれば準備しておきたい質問をまとめましたので、参考にして回答の準備をしましょう。
・現在の業務内容
どんなエピソードを軸に回答するか、全体の方向性から検討するのもオススメです。
逆質問の準備
面接の中で逆質問の時間があります。
企業によっては面接30分逆質問30分と多くの時間を使用するケースもありますので、時間を余すことが内容に逆質問をしっかり考えておきましょう。
基本的に企業側にとっては入社後のギャップを生まないように情報提供する事が目的ではありますが、どのような逆質問をしてくるのかも選考として見ています。
経営企画特有の視点での逆質問例も含めてまとめてみました。
まとめ
経営企画の面接は非常に難易度が高い面接です。
会社の経営を担う職種であるため、企業側もしっかりとあらゆる視点から評価します。
経営企画の内定を勝ち取るためには、時間をかけて面接対策をする必要があります。
また、転職エージェントの中には模擬面接をしてくれる会社もあります。
第3者目線で評価を受けることは非常に大切なことですので、相談してみることをオススメします。